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木の不思議な力
 
   健康住宅と言う言葉が定着したせいでしょうか、最近はビニールクロスの壁や
   合板の床よりも天然素材、特に木材の壁や床が人気です。
  
   古くから木材は住宅に使用されてきましたが、その間、健康被害を与えたことはありません。
  シックハウスなどの様々な病気を防ぐために住宅に「木材」を使おうとする人たちが
  増えていることは、とても嬉しいことです。
  
   木材を住宅に使用するのは、単に木材が健康に良いからではありません。
  木材には、合成化合物にはない、人間の心やからだに何かよい影響を与えてくれる
  不思議な力があります。
 
   誰もが感じることですが、
木材の持つ色や匂い、手触り、木目、質感は、心やからだを
   リラックスさせてくれます。


 
 
  木の優れた特徴

  ① 木は温度を調節します
  木は生きている住宅建材です。木は呼吸をしています。
  木の吸放湿作用は、温度を調節し、住まいを快適にします。
  コンクリートや密室住宅に多くみられる結露を防ぎます。

  ② 木はぬくもりを伝えます
   木の床は冬の寒い日には温もりを、夏の暑い日にはひんやりと気持ちよく感じます。
   これは木が、熱を伝えにくいという、特質、熱伝導率が低いためです。
   (木には様々な樹種があり、それぞれ熱伝導率が違います)

  ③ 木は衝撃をやわらげます
   台所仕事などで長時間たっていても、木の床なら疲れないで済みます。
   木の弾力性は、足や腰への負担を軽くしてくれます。

  ④ 木は目に優しく心を和ませます
   木には「木目」と呼ばれる縞模様のようなものがあります。この木目は「1/f」のゆらぎと
   言われ、心地よい感覚をもたらします。木材は紫外線を吸収し、目の疲労を防いで
   くれます。

  ⑤ 木は、音をほどよく聞かせてくれます
   木材は何層もの木の繊維が繋がった構造になって入るため、音の吸収率が高く
   なります。木材は、音を適度に吸収すると言う特質を持ちます。

  ⑥ 木は、狂います。ですから、乾燥させてから使います
    木は、生きている素材です。木材は水分を多く含んでいるため、伐採した木をすぐに
    使うことはできません。木材の繊維飽和点は乾燥率28%で、これ以下になると
    縮みが始まります。構造材は22%、内装材は15%位が最適です。

  ⑦ 木は、腐ります
   木を腐らせる腐朽菌は養分、水分、温度、空気によって繁殖します。
   そのため、湿気のある場所では木は腐りやすくなります。
   木を輪切りにすると、赤い部分(芯材)と白い部分(辺材)に分かれます。
   辺材部は水を吸い上げ、芯材は活動が止まっており、玄関先の雨のかかりやすい
   土台、浴室、勝手口の水回りの土台には、赤真身(芯材)を使用します。
   木の節には、いきぶし(生節)と、しにぶし(死節)があります。
   節は木の欠点ですが、ヒノキの節は工芸的に利用されています。
  
  ⑧ 木は、火には弱くても火事には強い素材です

   木は燃えやすいという欠点をもちますが、木材は分厚いため表面が燃えても
   中の芯まで燃えるのには時間がかかります。
   鉄やアルミニュウム、プラスチックは、燃えなくても加熱されると急速に強さを
   失います。木材は、燃えると表面が炭化層となり、防火火王覆の役割を果たすので
   火事には強い素材といえます。火災で最も怖いのは、火よりも煙りです
   室内に置いてあるものが燃えて有毒ガスを発生し亡くなるケースが非常に高いのです。
   しかし、木は燃えても有毒ガスを発生させたりしません。

  ⑨ 木は、地震に強い素材です
   木は重量が軽いので運搬費が安い、現場での組み立てが容易などのメリットがあります。
   さらに、同じ重さの他の材料と比較してみると、木は、鉄やコンクリートより強い強度を
   持ちます。引っ張りの強さでは、コンクリートの225倍、鉄の4.4倍の強さを持ちます
   地震の力は建物の重さに比例して大きくなるため、重い建物にはより大きな破壊力が
   加わることになります。同じ大きさの家なら、鉄やコンクリートの家よりも、軽い木で
  つくった住まいのほうが地震の影響を受けにくいといえます。

  ⑩ 木の住まいは、元気で長生きの出来る住まいです
  静岡大学農学部の丸山教授が、木製の箱や金属やコンクリートの飼育箱を用意し、
   マウスの居住性の実験を行いました。その結果、床材としての木質材の繁殖、成長
  に及ぼす影響は極めて大きく、その評価は木製の飼育箱が最も優れ、コンクリート性の
  飼育箱が劣っていました。内張りの効果はその材質に異なり、合板床ではほとんど
  木製に近いものとなり、塗装合板、クッションフロアーがさほど良い効果を示さなかった
  のは、保温性だけなく、床材の調湿性が繁殖、成長に影響している為との事でした。
  23日までの生存率は木製は85.1%金属製は41%。コンクリート性は6.9%でした。